大型シーリングファンモーターAC・DCモーター
NATURE-FANSⅡのモーターはファン専用に開発された耐久性に優れたACモーターです。
昨今多数のメーカーが大型シーリングファンを販売しています。
先ずモーターにはギヤードモーター(ギヤとモーターが組み合わされた装置)と現在主流の永久磁石同期型モーター(PMSM)モーターがあります。
ギヤードモーターはギヤ(歯車)を使用する為、オイル交換が必要となります。羽の位置より高い位置にモーターがあります。
一方現在主流の永久磁石同期型モーターは永久磁石そのものをモーターに組み入れ磁石の吸引力と反発力を利用し回転しています。完全密閉構造(IP規格)によりモーターの内部にホコリなどの異物が入らないため、長期のメンテナンスが不必要となり通常、メンテナンスフリーとして販売されております。
当社NATURE-FANSⅡはIP55等級になります。
モーターにはDCモータ「直流の電源」で動作し、ACモータは「交流の電源」で動作するという違いがあります。
DCモーターのメリットは、消費電力が少ない・小型軽量化が可能です。モーターの収納や重量がシビアな部分、例えばOA機器などに多く使用されております。
今は制御性の良いDCモーターは、メンテナンスの問題から殆どACモーターに代わっております。
さて、消費電力でランニングコストをアピールしているメーカーがございますが、シーリングファンは、インバーターを解し回転速度が変わります。回転速度が変わりますと消費電力も変わります。
従いまして他社電力1400W当社800W月の電気代がこんなに変わります、という比較は意味を成しえません。当社のお客様で最大回転数で使用しているお客様は1社もおりません。
当社最大翼径7.3mのADF73D6Aのマックスパワーは1400Wと表示しておりますが、実測値最大回転数50rpmは1100W,40rpmで600Wに下がります。通常使用は最大回転数の半分から3分の2程ですので
600Wで計算しても1日8時間の使用で 0.6×8(時間)x17(円)=81.6円となり、缶ジュース1本分にもなりません。
当社のモーターはACモーターになります。ACモーターは産業用モーターとして現在主流となっております。DCモーターに比べ大型化と、高い耐久性がDCモーターより優れています。
ACモーターの自重はDCモーターの2倍から3倍の100kg前後となっておりますが、耐久性を考えますとどの様な製品も重い物ほど、耐久性が上がるものです。必要な強度が高い耐久性を生みます。
通常の設置では躯体の梁に設置しますので100k程度の重量では何も問題はございません。
影響が及ぶといましたら、建物自体が問題かと思います。
モーターは特に、シャフト等負荷がかかる部分は高付加に耐えられる部品が必要です。NATURE-FANSⅡのベアリングは日本製の高精度で耐候性に優れたNSK高温ベアリングを採用しております。
部品の一つ一つにこだわりがNATURE-FANSⅡの品質を高めています。