大型シーリングファンの回転を逆にしたら、風はどうなるか実験しました。結果、風が上方に吸いあがることは、ありませんでした。大型シーリングファンNATURE-FANSⅡの羽は、流体力学を応用し航空機の翼に似た断面形状を採用しています。

扇風機の羽のように空気の抵抗ではなく、羽の上下を通る気圧差によって生じる揚力の反作用により気流を生み出します。羽の形が、下方へ風を送る構造になっていますので単純に、回転を逆にしても上方へ風を送ることは出来ません。又、下方に送った風はやがて上昇気流となり室内全体の空気を循環させるので結果的には、体積の少ない羽上の空気を体積の多い風下に送り込んだ方が室内全体の温度を均一に保ちやすいです。

重力に逆らい床下の冷たい＝重い空気を天井まで持ち上げるためには、FANの容量が途轍もなく大きくないと、不可能です。床より、天井を暖めることになります。当社のファンはの風は、扇状に風が広がっていきます。天井高が高いほど遠くに広く風を送ることが可能です。従いまして、当社のNATURE-FANSⅡは、逆回転機能を敢て持たせておりません。